
海外向けの販売チャネルとして注目される「Shopee」
東南アジア、台湾、近年では中南米市場へと急成長を遂げています。
シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、チリなどの中南米諸国でも、多くの購入者がshopeeを通じて商品を購入しており、日本のセラーにとっても魅力的な市場です。
しかし一方で、海外発送や通関対応、現地の配送要件などに頭を悩ませているセラーも少なくありません。
「Shopeeでの販売は軌道に乗ってきたけど、物流がネックになっている」
「売れているのに、発送対応が追いつかない…」
そんな課題を感じているなら、物流代行サービスの導入を検討するタイミングかもしれません。
越境ECにおいては、国内販売と異なり発送業務が複雑で、適切な物流環境がなければ、コスト増加、配送遅延、顧客クレーム、最悪の場合アカウント停止のリスクもあります。Shopeeセラーにとって、物流代行サービスがビジネス成長と顧客満足になぜ必要なのか…
本記事では、Shopeeセラーが直面しがちな発送トラブルの原因とその解決策を、shopee販売の実績がある物流代行のプロが徹底解説します。
さらに、Shopeeに特化したロジグロの物流代行サービスを活用することで得られるメリットや、失敗しない物流パートナーの選び方についても紹介します。
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Shopeeセラーが抱える物流課題5つとその解決策
ShopeeでECサイトを運営するセラーは、商品の発送や配送に関して様々な課題に直面します。これらの課題を把握し、適切な対策を講じることが、円滑な運営と顧客満足度の向上に繋がります。
Shopeeでの販売を軌道に乗せるには、商品の魅力だけでなく、「戦略的な物流体制」が欠かせません。
しかし実際には、「発送に手間がかかる」「トラブルが頻発する」など、物流まわりの課題に直面しているセラーも多いのではないでしょうか。
ここでは、Shopeeセラーがよく直面する物流課題を5つピックアップし、それぞれに対する具体的な解決策を解説します。発送トラブルを未然に防ぎ、安定出荷と売上アップを実現しましょう。
各国で異なる輸入ルールと通関対応の難しさ
Shopeeが展開する各国には、それぞれ独自の輸入規制や税関対応のルールがあります。たとえば、ある国では販売できる商品が、別の国では禁制品として扱われることもあり、セラー自身でその情報を常に最新の状態に保つのは至難の業です。制度変更も頻繁に起こるため、知らずに出荷してトラブルに発展するケースも多く見受けられます。
このような背景から、最近では通関知識のある専門業者に物流を委託し、国ごとのルールに応じた出荷体制を構築するセラーが増えています。専門的な視点でリスクを回避しながら、各国への対応を標準化することが、効率的な国際発送の第一歩です。
Shopee公式物流(SLS)では対応しきれない
Shopeeが提供する物流サービス「SLS(Shopee Logistics Service)」は、プラットフォームと連動した便利な選択肢ですが、すべての出荷ニーズをカバーできるわけではありません。重量やサイズの制限があるほか、一部の地域では集荷自体が行われていなかったり、特定の商材に対応できないこともあります。
そのため、SLSのみに依存するのではなく、対象外の商品や地域については外部の物流会社と連携することで、柔軟に配送体制を補完する方法が有効です。商品カテゴリや配送地域ごとに最適な物流ルートを設計しておくことで、遅延やトラブルのリスクを抑えつつ、より良い顧客体験を提供できます。
発送遅延が直接ショップ評価に響くShopee特有のルール
Shopeeでは、購入から発送までの猶予日数「DTS(Days to Ship)」が厳しく設定されており、これを超過するとセラー評価にマイナスの影響が及びます。注文が殺到するセール期間や祝日を挟むタイミングでは、どうしても作業が遅れがちになり、DTSを守れずにペナルティを受けてしまうケースもあります。
こうしたリスクを回避するためには、受注から出荷までのオペレーションを標準化・自動化し、ピーク時にも対応できる出荷体制を整えておくことが重要です。近年では、物流代行サービスを利用することで、発送作業を効率化しているセラーが増えています。
多言語での問い合わせ対応が負担になる
Shopeeでは、購入者から英語や現地語(中国語、タイ語、スペイン語など)で問い合わせが来ることが一般的です。「商品はいつ届くのか」「追跡番号を教えてほしい」「住所を変更したい」など、基本的な質問であっても、言語の壁があると対応に時間がかかり、顧客満足度を下げてしまうリスクがあります。
対応が遅れれば、ネガティブなレビューやキャンセルにもつながりかねません。そこで、一定以上の出荷件数を扱うセラーは、カスタマー対応も外部に委託するケースが増えています。また、問い合わせ対応のテンプレートを複数言語で用意したり、チャットボットによる自動応答を導入するなど、少人数でも回せる仕組みづくりが効果を発揮します。
国際返品は想像以上に複雑で高コスト
Shopeeでは、購入者保護の観点から返品対応が求められるケースがありますが、越境取引においては返品よりも「再送対応」が主流です。というのも、国際返品には高額な送料・長期の返送期間・通関リスクが伴うため、実際に返送を行うのは高単価な商品に限られるのが一般的です。
日用品や低単価商品では、返品せずに代替品を再送する対応が現実的とされています。とはいえ、再送にも在庫の管理・検品・再梱包といったオペレーションが必要であり、誤送・不良品などの返品要因を最小化し、トラブル時の対応を標準化しておくことが不可欠です。
そのため、返品受付・再送処理・再販可否の判断まで一括で対応できる物流パートナーと提携することで、顧客満足度を損なわずにトラブルを最小化できます。また、商品ページで返品や交換の条件を明記しておくことで、誤解や行き違いの予防にもつながります。
shopeeセラーが物流代行サービスの利用で得られる6つのメリット
Shopeeでの売上を安定的に伸ばしていくためには、「売る力」だけでなく「届ける力」=物流体制の整備が不可欠です。
特に越境ECでは、通関や配送トラブル、人的リソースの限界など、物流まわりの課題が売上拡大の足かせになることも少なくありません。そこで注目されているのが、Shopeeに特化したロジグロの物流代行サービスです。
ここでは、Shopeeセラーがロジグロの物流代行を導入することで得られる、6つの具体的なメリットをご紹介します。発送のストレスから解放され、ビジネスの成長に集中できる体制を整えるヒントとして、ぜひチェックしてみてください。
shopeeのショップ評価と信頼性を向上
Shopeeでは、出荷スピードや配送の正確さがショップ評価に直結します。
物流代行を導入すれば、プロによる安定かつ迅速な出荷体制を構築できるため、遅延や誤出荷のリスクを大幅に低減。これにより、「配送が早くて安心」「対応が丁寧だった」などの高評価レビューが増え、ショップ全体の信頼性と購入率がアップします。
さらに、評価が上がることでShopee内の検索結果での露出が増えたり、セールイベントへの参加条件をクリアしやすくなるといった副次的なメリットも。物流品質の向上は、売上拡大の土台となる「ショップの信用力」を築く第一歩です。
物流を任せて、コア業務に集中できる体制へ
EC事業は、商品が売れるほど、梱包や発送作業に追われて、本来注力すべき業務に手が回らないという状況に陥りがちです。
物流代行を活用すれば、受注後のピッキング・梱包・出荷・追跡番号発行までをすべて外注化でき、セラーは販売戦略・広告運用・商品開発など「利益を生む業務」に集中できます。
これは、特に1人〜少人数で運営する個人・中小セラーにとっては、ビジネスをスケールさせるうえで非常に大きなアドバンテージとなります。リソースの最適配分こそが、Shopee運営の持続性と拡張性を支える鍵です。
shopeeのSLSに対応した物流代行で配送品質向上
Shopeeの主要市場である東南アジアでは、国ごとに配送ルール・通関基準・税制が異なるため、トラブルが発生しやすいのが現実です。
Shopeeが提供する「SLS(Shopee Logistics Service)」は、低コストかつ、Shopee独自の通関ルートを使ったスムーズな配送が可能で、越境配送における最も現実的な手段となっています。一方で、SLSの利用にはラベル発行・納品準備・集荷対応など、セラー側の実務的負担が大きいのが課題です。
特に食品や化粧品など、カテゴリによって求められる管理レベルや納品ルールが異なるため、誤りがあると差し戻しやペナルティにつながるリスクもあります。こうした実務を安心して任せられるのが、SLSに対応した物流代行パートナーです。
ラベル発行・貼付・納品準備といった“SLSに渡すまでのプロセス”をすべて代行できる物流体制があれば、SLSのメリットを活かしながら、現場の負担は最小限に抑えられます。
shopeeの大型セール時の大量注文も安定出荷を実現
Shopeeでは11月11日や12月12日などの年に何度もある大型セール時に、注文数が一気に数十倍に跳ね上がることも珍しくありません。
このとき物流代行を利用していれば、繁忙期の大量注文にも即応できる体制が整っているため、発送遅延や人的リソースの限界を心配する必要がありません。さらに、セール前に販促スケジュールや在庫計画を共有しておけば、倉庫側で事前準備・リソース確保が可能です。万全なバックアップ体制で、セールの売上チャンスを最大限に活かせるのは、任せられる物流代行サービスを利用しているからこそです。
SLSでは対応できない特定地域への発送、特殊梱包等にも対応
SLS(Shopee公式物流)は便利ですが、対象国や配送地域が限られていたり、梱包ルールが厳しく柔軟な対応ができないケースもあります。
物流代行を利用すれば、SLS対象外地域への発送、壊れやすい商品の緩衝材入り梱包などにも柔軟に対応が可能です。自社商品やターゲット顧客に合った最適な配送手段を選べる自由度の高さが、売上機会の最大化に直結します。
返品処理の負担を、物流代行でスマートに最小化
越境ECでは、国ごとの配送事情や文化的な背景の違いにより、返品が避けられない場面も少なくありません。特にShopeeのような海外モールでは、返品対応の煩雑さがセラーの大きな悩みになりがちです。
物流代行を利用すれば、返品受付から検品、再販可否の判断、再出荷までを一貫して行なってくれます。
セラー自身が複雑な返品対応に時間を割くことなく、運用リソースを本来の販売や商品開発に集中できる点は、物流代行の大きなメリットです。スムーズな返品対応は、顧客満足度を下げずにショップ評価を守る上でも非常に重要です。
失敗しない物流代行会社の選び方!5つの比較ポイントとチェックリスト
Shopee運営において物流は、単なる「発送作業」ではなく、顧客満足・評価・売上すべてに直結する重要なパートナーです。
だからこそ、物流代行を選ぶ際には「価格」だけでなく、Shopee特有の運用や国際配送に対する理解・体制が整っているかどうかを見極めることが必要です。
ここでは、失敗しない物流代行会社を選ぶために押さえておきたい6つの比較ポイントをご紹介します。それぞれのチェック項目を確認しながら、自社に最適な物流パートナーを見つけていきましょう。
Shopeeの仕様に精通した物流実績のあるパートナーを選ぶ
Shopeeは、FBS納品のルール、販売国ごとの通関事情、セールイベント時の出荷体制など、独自の運用ルールが多いプラットフォームです。
そのため、物流代行業者を選ぶ際には、Shopeeセラーとの取引実績があるか、Shopeeの最新仕様に対応しているかを必ず確認しましょう。「Shopee対応」とうたっていても、実際は不慣れだったり、セラーセンターとの連携に課題がある業者も存在します。具体的なShopee案件の支援実績を提示してもらえるかが信頼性を測るひとつの指標です。
当社(ロジグロ)は、Shopee販売を自社で対応しています。実運用の経験がある物流パートナーだからこそ、表面的なマニュアル対応ではなく、セラー視点に立った具体的な支援が可能です。
ターゲット国に対応した国際配送ネットワークがあるか
Shopeeは東南アジアを中心に複数の国で展開しており、販売対象国によって通関要件・配送ルート・現地の配送事情が大きく異なります。
そのため、物流代行業者が自社がターゲットとしているShopeeマーケット(例:シンガポール、マレーシア、台湾など)に対応しているかを確認することが重要です。
さらに、現地倉庫や通関業者との連携があるか、国ごとに安定した輸送ネットワークが構築されているかも、遅延やトラブル回避の観点で重要な評価ポイントとなります。
透明性の高い料金体系と費用対効果
物流費用はShopeeでの利益を左右する大きな要素です。しかし、単に「送料が安い」だけで選ぶと、後から追加費用(通関手数料・再配送料・保管料など)が発生し、結果的にコスト高になることもあります。
重要なのは、見積り時点で明確な料金体系が提示されるか、そして「販売価格に対してどの程度の物流コストか(費用対効果)」を把握できる設計になっているかです。コストの見える化は、長期的なEC運営の安定性に直結します。
日本語での対応とShopee特有のトラブルへの対処力
出荷ミスや在庫ズレを防ぐには、Shopeeセラーセンターと物流倉庫のシステムが安定して連携されていることが不可欠です。
注文データや在庫情報がリアルタイムで同期されていれば、手作業での転記や確認作業を大幅に削減し、ヒューマンエラーも防止できます。
API連携に対応しているか、また連携後にトラブルが発生した際のサポート体制が整っているかも要チェックです。特に、セール時やキャンペーン時のような大量出荷タイミングでの安定稼働は、評価・顧客満足を左右する重要なポイントです。
販促・分析・販路支援などの付加価値が自社ニーズと合致するか
物流代行会社の中には、単なる発送代行だけでなく、販促用同梱物の封入や、売れ筋分析・販売データの共有、販路拡大の相談対応などの付加価値サービスを提供しているところもあります。
自社の成長フェーズや課題に応じて、こうしたサービスが活用できるかどうかも選定基準のひとつです。
たとえば、「将来的にはマレーシア以外にも展開したい」「セール対策を一緒に考えてくれるパートナーがほしい」といったニーズがあるなら、その対応力までを視野に入れて比較することで、長期的に付き合えるパートナーが見つかります。
ロジグロでは、越境EC事業支援(貿易コンサルティング)も行っております。物流だけにとどまらず、成長戦略まで見据えたサポートが可能です。
SLSに“対応できる物流代行”と“理解してるだけの会社”Shopee物流はここで差がつく
ここまで、Shopeeで発生しやすい物流トラブルや、物流代行サービスを活用することで得られるメリットについてご紹介してきました。
Shopeeで販売を進めるにあたり、多くのセラーが利用するのがSLS(Shopee公式物流)ですが、SLSを導入すればすべて自動化されるわけではなく、ラベル発行・貼付・納品準備・集荷依頼などの実務がセラー側に求められます。
この実務を物流パートナーにどこまで任せられるかによって、日々の運用効率やミスの発生リスクは大きく変わります。そのため、Shopee物流を委託する際に重要なのは、単に「SLSを理解しているか」ではなく、実際にSLS運用を代行できる体制があるかどうかです。
- 「SLSに理解のある物流代行」は、Shopeeの仕組みや納品ルールについて知識はあるものの、実務対応は基本的にセラー主導。
- 一方で「SLSに対応できる物流代行」は、ラベル発行から納品処理・トラブル対応までを日常的に実行しており、再現性ある体制が整っています。
ここでは「SLSに対応できる物流代行」と「SLSに理解のある物流代行」の違いを、コスト・作業負担・品質・スケーラビリティなどの観点から比較し、Shopee運用を安定させる物流体制の検討材料としてご紹介します。
【Shopee発送方法 徹底比較表】
比較項目 | SLSに対応できる物流代行 | SLSに理解のある物流代行 |
---|---|---|
1. コスト | 送料・業務委託費はかかるが、全体として工数削減により最適化しやすい | 実務の対応力がないため、セラー側での工数が発生。かえって非効率なことも |
2. 発送の手間 | ラベル発行・納品手配など実務をフル代行可能。セラー側の手間が最小化 | ラベル貼付や集荷手配はセラー主導。確認ミスや差し戻しリスクあり |
3. 出荷スピード・柔軟性 | セール時の大量注文にも安定対応。キャパシティも事前確保済み | 人依存や確認作業が多く、急な増加に対応しきれない可能性がある |
4. 対応国 | SLS対応国において確実に運用可能。地域拡大にも柔軟に対応 | 理論上は対応可能でも、運用実績がないとスムーズに進まない |
5. 返品・再発送対応 | 返品受付〜再出荷まで運用経験あり。手順がマニュアル化されている | 返品ポリシーや運用に詳しくないと現地対応が止まるリスクあり |
6. 専門知識 | SLSの仕様や通関・納品ルールの最新動向を把握し、現場で実践中 | 知識はあるが、実運用していないと変更対応が遅れることも |
7. Shopeeペナルティリスク | 納品遅延やラベル不備が少なく、警告・ペナルティリスクが極めて低い | ラベル不備・納品遅延などが発生すると、ペナルティリスクが残る |
9. スケーラビリティ | 業務フローが確立されているため、出荷量・販路拡大に柔軟に対応 | 属人的な対応で限界が出やすく、成長フェーズに合わなくなる |
10. トラブル対応 | 差し戻し・納品エラーにも即時対応。SLS運用ノウハウに基づく再発防止策あり | トラブル時はセラー任せ。倉庫側が対応不可なケースも多い |
比較表の内容は一般的な発送スキームをもとに整理したものですが、食品・化粧品・雑貨など、商品カテゴリによって適用条件や実現可能性は大きく異なります。
特に食品のFBS納品などは、理論上は可能でも、現実には現地倉庫との調整やラベリング、温度管理など多くのハードルがあります。
そのため、実際にShopeeでの食品販売を自社で運用し、ノウハウを蓄積している「ロジグロ」であれば、理論ではなく“現場視点”からの具体的なサポートが可能です。実際に運用しているからこそ見えてくる課題や対処法を共有できるため、shopee初心者の方でも、安心してご相談・ご依頼いただけます。
ロジグロのshopee物流代行サービスの流れ
ロジグロのShopee物流代行サービス導入を検討する際の一般的な流れを説明します。具体的なステップを理解することで、スムーズな導入に繋がります。
現状のshopee運用状況と発送課題を整理・可視化する
まずは、自社の現在のShopeeでの販売状況を詳細に把握します。月間の出荷件数、取り扱っている商品の種類やサイズ、主な販売マーケットなどを整理します。次に、現在の発送体制における課題を洗い出します。例えば、発送作業に時間がかかりすぎている、在庫管理が正確にできていない、国際送料が高い、通関トラブルが多いなど、具体的な問題点を明確にします。これらの分析を行うことで、物流代行サービスに何を求めているのか、どのような課題を解決したいのかが明確になります。
複数の物流代行業者に見積もり依頼し、サービスを比較検討
自社の課題とニーズに基づき、複数のShopee対応可能な物流代行業者に問い合わせを行い、サービス内容と料金の見積もりを依頼します。料金体系(初期費用、月額費用、保管料、出荷料など)はもちろんのこと、対応可能なShopeeマーケット、取り扱い可能な商品の種類やサイズ、システム連携の有無、提供されるオプションサービス(検品、セット組みなど)、日本語サポートの体制などを比較検討します。単に価格だけでなく、サービスの質や自社との相性も考慮して、総合的に判断することが重要です。
契約締結前にSLA(サービスレベル)の詳細を確認
比較検討の結果、最も自社に適した物流代行業者を決定したら、契約を締結します。契約書の内容を十分に確認し、特にサービスレベルアグリーメント(SLA)には注意が必要です。SLAには、入庫から出荷までのリードタイム、誤出荷率の上限、紛失・破損時の補償などが明記されています。これらの内容を確認することで、サービスの品質基準を把握し、万が一のトラブル発生時の対応についても理解を深めることができます。不明な点は契約前に必ず確認し、納得した上で契約に進みましょう。
Shopeeセラーセンター設定変更と連携を行う
契約締結後、Shopeeセラーセンターでの発送設定を変更し、物流代行業者とのシステム連携を行います。物流代行業者の担当者と連携しながら、正確な設定を行うことが重要です。これにより、Shopeeで注文が入った際に、自動的に物流代行業者に情報が連携されるようになります。システム連携がスムーズに行われることで、注文処理の自動化や在庫情報のリアルタイム管理が可能となります。
商品マスタ登録、在庫情報の連携、倉庫への初回商品搬入と検品
物流代行業者のシステムに、取り扱い商品のマスタ情報を登録します。商品名、SKU、サイズ、重量などの情報を正確に入力します。次に、現在の在庫情報を物流代行業者のシステムと連携させます。これにより、Shopee上での在庫数と物流代行業者の在庫数が一致するようにします。その後、物流代行業者指定の倉庫へ初回の商品を搬入します。倉庫では、搬入された商品の検品が行われ、登録されたマスタ情報と照合されます。検品が完了すると、商品が倉庫に保管され、出荷準備が整います。
テスト出荷で運用を検証し、本格稼働へ移行する
本格的な運用を開始する前に、テスト出荷を行います。これにより、システム連携が正常に行われているか、ピッキング、梱包、発送といった一連のオペレーションに問題がないかを確認します。テスト出荷で課題が見つかった場合は、物流代行業者と連携して改善を図ります。テスト出荷が問題なく完了し、オペレーションに確信が持てたら、本格的に物流代行サービスの運用を開始します。運用開始後も、定期的に物流代行業者と連携を取り、サービスの状況を確認し、必要に応じて改善を行っていくことが重要です。
まとめ:最適なshopee物流代行パートナーを見つけて、越境ECの売上を実現
Shopeeでの越境ECビジネスを成功させるためには、物流の最適化が不可欠です。
多くのセラーが直面する発送や配送に関する課題は、物流代行サービスを活用することで効果的に解決できます。特に、Shopeeプラットフォームに精通し、豊富な実績を持つ発送代行業者を選ぶことは、安定した物流体制を構築し、顧客満足度を高める上で非常に重要です。
ロジグロは、自社でShopee販売を内製で経験してきた稀有な物流企業です。
机上の提案ではなく、実際に運用してきた現場視点を持っているからこそ、単なる請負ではなく“共に考え、伴走できる”物流パートナーとして、EC事業の売り上げアップを実現します。
物流代行の活用は、単なるコスト削減ではなく、限られたリソースを“利益を生む業務”に集中させるための経営投資です。
Shopeeでの事業拡大を視野に入れるなら、実運用のノウハウを持った物流パートナー「ロジグロ」とともに、長期的にスケールできる物流体制の構築をご検討ください。